どうも
こんにちは、証券会社出身トレーダーの塾長かずきです。
今回は【ChatGPTに聞くFX】「エリオット波動の3原則」について解説します。
早速ですが、「エリオット波動」という言葉・・・
FXに携わっている方であれば聞いたことはありますよね?
これは、相場の値動きには一定の法則性があるという考え方で、多くのトレーダーの間でも分析の一つとして用いられるテクニカル分析のことです。
しかし、このエリオット波動、実はあまり機能していない人も多いようなんです。
それは、なぜなのでしょうか?
今日は、FX初心者にとっても、エリオット波動でまず抑えなくてはいけない、基本的な3原則をお伝えしていこうと思います。
この3原則を知らずに実際のトレードに取り入れたとしても、全く機能することはないと思います!
どんなことにも、基礎となるベースがあり、そのベースを吸収することではじめてスキルとして活かされるものですからね!
そして、今日は、皆さんに人工知能ってすごいんだよというのを見てほしくて、流行りの対話型人工知能ツール「ChatGPT」を使用し、質問とその結果の回答を元に進めていこうと思います。
エリオット波動を実践のトレードでイマイチ上手に活用できていない方にとっても、3つの原則を理解することで、相場の値動きを明確に読み取ることが可能になると思いますので、是非、最後までご覧ください!
それでは早速、ChatGPTに「エリオット波動、3つの原則教えて」と質問してみましょう!
「エリオット波動の3つの原則は、
①波数の法則:エリオット波動には、5つの上昇波と3つの下降波が存在するとされています。
これを「5-3の法則」とも呼びます。
すなわち、市場の価格変動は、5つの波を上昇させた後に、3つの波を下落させるパターンを繰り返すということです。
②波の等比関係の法則:エリオット波動では、各波が一定の割合で増加または減少することが期待されます。
すなわち、上昇波は前の下降波の高値を上回り、下降波は前の上昇波の低値を下回ることが予想されます。
この法則は、「黄金比率」と呼ばれる「フィボナッチ数列」に基づいています。
③波形の多様性の法則:エリオット波動では、価格変動のパターンが単純な5波-3波のパターンだけでなく、より複雑なパターンも存在することが予想されます。
したがって、エリオット波動は、予測が非常に困難であることがあります。」
このように返答がありました。
言葉だけではちょっと理解しづらい方もいると思いますので、図解、チャートも使って説明していきたいと思います。
波数の法則
相場の値動きには、5つの上昇波があり、そのあとに3つの下降波からなります。
これらを「エリオット波動論」と呼びます。
上昇する「第1波」「第3波」「第5波」を「衝撃波」と呼び、下落する「第2波」「第4波」を「修正波」と呼びます。
そして下降波は、3つの波に分けられ、3つの波のうち2回(a、c)が下降で、その間に上昇(b)が起きます。
この波を「第a波」~「第c波」と呼び、この全ての波を総評して「5-3の法則」(読み:ごのさんのほうそく)と呼んだりもします。
それでは、実際のチャートでは、これらの波がどのように見えるのかをみて行きましょう!
第1波から始まり、第5波まで上昇しているのがよくわかりますね。
また、上昇する「第1波」「第3波」「第5波」と、下落する「第2波」「第4波」もチャート上ではっきりと理解できると思います。
上昇している波を衝撃波、下降している波を修正波とも言います。
上昇5波の完成後、オレンジ色のラインで結んだ、下降3波が形成しているのがわかります。
また、下降波はA波とC波が下降し、B波だけが一時的に上昇しているのもわかりますよね。
この一定の波のサイクルがエリオット波動の基本的な考え方になりますので覚えておきましょう。
波の等比関係の法則
それでは、次に、波の対比関係についてみていこうと思いますが、その前に、エリオット波動のルールとして大事なルールが3つほどありますので、まずはそのルールを説明していきたいと思います。
①上昇5波が続く中で、第2波は、第1波の始点となる安値を超え、安値をつけることはありません。
②上昇5波が続く中で、第3波は、第1波と第5波よりも長くなることが多く、最短になることはありません。
③上昇5波が続く中で、第4波の安値は、第1波の高値よりも下の値をつけることはありません。
それでは、これらのルールを理解したうえで、波の対比関係を示すテクニカル指標、「フィボナッチリトレースメント」を使って解説していきます。
フィボナッチリトレースメントとは、値動きを示した「チャート」をもとに、過去の値動きの傾向やパターンから将来の価格を予測するテクニカル分析に使用するためのテクニカル指標です。
上昇5波の第2波の幅は、フィボナッチリトレースメントでいう、第1波の0.382倍~0.618倍に収まりやすく、上昇幅の0.382倍~0.618倍の下落は、「3分の1押し」「半値押し」「3分の2押し」という考え方になります。
また、上昇5波の第3波の幅は、第1波の長さと同等か、1.618倍になりやすいと言われます。
では、実際のチャートでもみていきましょう。
フィボナッチリトレースメントを使う場合は、左上の緑枠で囲んでいるアイコンを押すと使用可能です。
まずは、第1波の始点となる安値から高値に向けてフィボナッチリトレースメントを引きます。
①から②に向けて引くイメージです。
そうすると、自動的に比率のライン(緑色のライン)が表示されます。
このチャートでいうと、第2波の押しが第1波の丁度、半値押しである『50%』であることがわかります。
よって、第1波の0.382倍~0.618倍の間で収まるという原則を達成していることもわかりますね。
続いて、第1波と第2波の押しが決まったら、第3波がどこまで伸びるのかを予想してみましょう。
先ほどとは逆に、第1波の高値から安値に向かってフィボナッチリトレースメントを引きます。
①から②に向けて引くイメージです。
そうすると、今度は自動的に比率のライン(緑色のライン)が上部にも表示されています。
第3波はフィボナッチリトレースメントの1.618倍を目指すというのもクリアしていますし、第1波の長さも第3波の長さと同等であることも確認できると思います。
よってこちらも原則として当てはまっていると言えますね。
利点としては、第1波と第2波の分析ができれば、第3波がおおよそどのくらい伸びるのかを予想できるということが最大のメリットですね。
波形の多様性の法則
それでは、エリオット波動は上昇5波、下降3波で形成されていることは理解できたと思いますが、いざ実際につかってみると、波の数え方や波が複雑でよく分からないという方も多くいるのも事実です。
エリオット波動は、直線で結ぶと最終的に第1波や第3波としてわかりやすいのですが、第1波や第3波の中にも小さな小波の5波がつくられていたりします。
これは、フラクタル構造でFXは成り立つからなんですが、今日は、フラクタル構造の内容は割愛します。
簡単に言ってしまうと、見ている時間足によって波の見え方は変わり、数え方も変わってくるということです。
また、波動によっても単調なものばかりではなく、第4波に形成しやすいトライアングルと言われる複雑なパターンを形成する場合もあります。
このようなこともあり、「エリオット波動は難しい」、「エリオット波動は機能しない」と言われる人が多いわけですね。
このような方のために、一つの解決策として、上位足のチャートで波を確認することをお勧めしています。
実際のチャートの5分足と日足を表示してみると、一目瞭然で、日足チャートのほうが波として数えやすいと思います。
しかし、5分足チャートの場合は小刻みに波が形成され、これだと波を数えるのも大変ですよね。
長いものには巻かれろという言葉がありますが、実はFXも同様のことが言えるんです。
世界中のトレーダーの多くは、実は日足のチャートを軸にしトレードをしている人が多いと言われています。
日足チャートで分析し、下位足(読み:かいあし)や上位足(読み:じょういあし)に更に落とし込んで分析しているということです。
なので、このエリオット波動も日足でまず波を確認し、波のリズムが数えやすい通貨ペアを選び、トレードすることが理にかなっています。
初心者の方は、敢えて難しいチャートを選択する必要はなく、分かりやすいチャート(波が数えやすいチャート)や中・長期足のチャートで分析し勝負することをお勧めします。
細かくトレードをして利益を伸ばしたいという方は、まずはこの基本的なことを理解し、スキルが身についてからでも遅くはないと思います。
特に、エリオット波動が難しいと嘆いている方は、短期足で分析している方も多いと思いますので、まずは、これらのことを試してほしいと思います。
まとめ
それでは、本日のまとめ、エリオット波動の3つの原則
①波数の法則
②波の等比関係の法則
③波形の多様性の法則
について解説していきましたが、いかがでしたでしょうか?
エリオット波動は、
上昇5波と下降3波から形成される波の動きにより、チャートは動いていること、その波の中にもルールがあり、ルールに満たしていなければエリオット波動とはみなさないということでしたね。
また、波には対比関係があり、その分析をするためにフィボナッチリトレースメントを使用することだったり、フィボナッチリトレースメントをより実践に近い形で理解もできたのではないでしょうか?
そして!
『うまく機能しない』と嘆いている方は、波形の多様性の法則によることで問題が生じているとわかりましたね!
この解決策としては、日足の波形(読み:はけい)を確認することで、比較的、波の形状をカウントしやすく、より世界中のトレーダー目線に立ってチャートを分析することができるため、テクニカル分析の際も優位に立ち回ることができます。
もちろん、他のテクニカルと組み合わせ、分析することで、勝率も更にアップすることは間違いないと思いますから、今日学習した、『エリオット波動の3つの原則』を徹底的に学習し、皆さんのリアルトレードに活かしてほしいと思っています!
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それでは、また次回の記事でお会いしましょう。
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