世界の投資家が震えた…FX史上最悪の大暴落3選【損切の重要性】



どうも、こんにちは!
証券会社出身トレーダー、塾長かずきです。

今回は「FX史上最悪の大暴落3選」というちょっと変わり種のテーマをお話していきたいと思います。

これからご紹介するのは、もはやFXの事件史。
今後もトレーダーの間でずっと語り継がれるであろう、
そんな大暴落です。

こういうのって、見てる分にはおもしろいんです。
でも、実際みなさんが当事者になるリスクっていうのはゼロじゃないですよね?
むしろ誰にも起こりうることです。

大暴落の歴史をただ単に振り返るのは、
確かにそれはそれでエンタメとしては面白いと思うんですが、
それだとみなさんのトレード人生においてあまり有益ではないですよね。

大暴落という点では、
スイスフランなども過去に大きいのがあったのですが、
今回はみなさんが普段取引するであろう主要通貨ペアに絞ってご紹介しようと思います。

さて、大暴落ということでみなさんも身に覚えはありませんか?

我慢して我慢して、理想的なポイントでロングのポジションを握ったぞと、
そしたらさらに下を掘って含み損抱えてしまったという経験、一度ならずともありますよね?
次の1時間足で反発するだろうと思ったら、
さらに陰線で、

「あぁ、マジか。許容損失も超えちゃって、損切りできないよ」

もうそこからはお祈りトレードですよね。
布団に入ってもチャートが気になって夜も寝れない、
気づいたら朝4時みたいな・・・。

多かれ少なかれ、大なり小なり、そういった経験のある方も多いと思います。

まぁ、そういうのも、日常起こるレベルの急落ならば、
後で笑って話せるじゃないですか?

「あぁ、あの時ねぇ。ホント終わったと思ったけど、結局ほぼ建値で切れて助かったわ」とか、

「あそこで切っておいてよかったぁ、あのあとさらに下掘ったから危なかったわ」
とかですね。

しかし、

今回紹介するのはなかなか笑えないやつです。
この大暴落によって、多くの相場退場者をだしたことは、
一度でもFXに触れたことのある人なら、想像に難くありません。
普通のトレーダーだけでなく、
いわゆる億トレーダーもこういう荒れた相場で一瞬にして退場していっています。
まさに天国から地獄という感じです。

「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」という格言がありますが、
今回は実際に起こった歴史的なフラッシュクラッシュをみなさんとともに見て、これからのトレーダー人生における糧にしていただければなと思います。

FXをやる上で、どんな天才であっても損失を完全にゼロにするって
できないんですよ。
勝率10割なんて、そんな人いません。
ポジションをとる人なら誰しも急落によるロスカットのリスクがあると言えます。


ただ絶対やってはいけないのは、相場から退場すること、資金を完全に溶かし切ってしまうことです。

これだけは避けなければなりません。
逆に、絶対に徹底すべきなのは損失がでてしまうときは、
最低限の損失でおさえること。
これが相場で生き残るためのすべてといっても過言ではないです。

ポジション管理、資金管理は人それぞれで正解はありません。
証拠金の大きさもトレードスタイルも十人十色です。
つまり、勝ち方は人それぞれです。
しかし、
負け方というのは、もういくつかパターンが決まってます。

ということで、前置きが長くなってしまいましたが
みなさんには損切り注文の重要性を再認識していただくために、
相場から多くの退場者を出したFX史に残る大暴落3つをご紹介します。


予測不能なフラッシュクラッシュを避けるにはどうしたら良いのか?
という部分もあわせて解説していきますので見て行ってくださいね。
それではいってみましょう!


①コロナショック  米ドル/円 1100pips

はじめに、
まだ記憶に新しい、というか現在進行形のコロナショックですね。


暴落の値幅は米ドル円で1100pips。

2020年2月下旬頃、最初に感染が拡大したのはアジアでしたよね。
その結果、米ドル円はドル高にふれて112円台までいったん上昇。
しかし3月に入り、感染拡大の範囲が欧米にまで広がると相場は反転、
3月9日に米ドル/円は瞬間的に101円台へと下落したんですね。


そんな下落もつかの間。
その後、なんとたったの10日程度で111円台へV字回復するという乱高下っぷり。


ドル円は2023年に入っても下落を続けていますよね。

 

 

月足のチャートを見ると、
125円付近にトレンドラインと25日のEMA(指数平滑移動平均線)があるので、
このあたりまではいったん下落するのではないかとみてます。

ここできっちり反発するようでしたら、
まだドル優勢でドル高が再来しても
不思議ではないですね。

けれど日銀がイールドカーブコントロールの撤廃を予想よりも早めるのではないか
という観測が最近出てますよね。
仮にそうなれば、一気に120円割れるところまで視野に
入れていいんじゃないでしょうか。

コロナの時もそうでしたが、
こういうファンダメンタルズ主導の相場は、
120円のような誰もが意識するラウンドナンバーであっても
反発せずに抜けていくことも少なくないですからね。

なので相場が乱高下して方向感のない値動きの時は取引しない。
ファンダメンタルズによって相場が動いている時は、
相場が落ち着くまでは静観すること。
そしてテクニカルのサインがはっきり出てからポジションを
持つようにしないと、資金はいくらあっても足らなくなってしまいます。


ブレグジット  ポンド/円 2690pips

ブレグジットでポンド/円が暴落している説明

 

次はイギリスです。

 

今回紹介する暴落のなかで最大の値幅となる2680pipsを記録しました。

 

Brexitブレグジット)」とは、イギリスのEU離脱をめぐる議論のなかで誕生したBritain(英国)とExit(離脱)を組み合わせた造語ですね。

時系列順にみていくと2016年6月23日に、英国でEUからの離脱の是非を問う国民投票が行われました。
当時のキャメロン首相が離脱反対派だったこともあり、事前の見込みでは離脱しないだろうと考えられていました。
が、しかし、ですよ。投票結果は僅差で離脱支持者が勝利しちゃうんですね。

 

※僅差でEU離脱支持者が勝利の説明 ダイヤモンド・オンラインの記事より

 

翌24日にはキャメロン首相が辞任を表明しました。

その衝撃は瞬く間に世界中に広がることになり、EUの根幹をなすユーロ通貨に大きく不信感が持たれることになりました。
ヨーロッパの中心国家ともいえるイギリスがまさかEUを離脱するとはねぇ、ちょっと誰にも予想できないですよねぇこれは。
結果、市場の予想を大きく裏切るビックサプライズとなって、下落も桁違いです。


日足のチャートなのですが、まさに奈落へ一直線という感じです。
しかも133円代までいったんは急落したのですが、この日の終値はおよそ139円でした。
リバウンドだけでもおよそ600pipsですから。
数多くのトレーダーを退場に追い込んだことは想像に難くないですよね。

ちなみにブレグジットをめぐる国民投票は6月23日の木曜日に実施されたようですが、
大体国の方針を決定する大きな選挙って、投票率を高めるために土日開催のことが
多いですよね。

そのためFXが休場のあいだに選挙でサプライズが起こると、週明けの月曜日は
大きな窓を開けてはじまることがあります。

 


そうなると損切りのための逆指値注文を設定していても、その下で相場がオープンすると、
指値は機能しないので、自動売買といっても大損はまぬがれません。

実際、ブレグジットの時も、24日金曜日は139.6円でクローズしたのですが、
翌週の27日は136円スタートの終値135円割れていますから、
仮に139円のところにロングの損切りをおいていても、300pips以上の
損失となってしまいます。

 

週またぎは大暴落リスクが高いので、トレーダーさんによっては
「ポジションは翌日に持ち越さない、翌週に持ち越さない」
というルールを独自に設けたりしているくらいです。
みなさんも長期でポジションを持つときは注意してください。

またポンド円は他の通貨ペアと比べて、とにかくボラティリティが大きいです。
先日も、短命に終わったトラス政権の金融緩和政策発表でフラッシュクラッシュが
起きたばかりなので、損切りが苦手な人は触らない方が無難な通貨ペアと言えますね。


③チャイナショック 米ドル/円840pips



最後はお隣さん中国発の話ですね。

暴落の値幅は米ドル円で840pips。

今回の3つのなかではもっとも下げ幅が少ないですが、
最後にご紹介するのにはワケがあります。

それというのも、チャイナショックが再び起こる可能性は非常に高いと思っています。

なので過去の大暴落を振り返るとともに、中国経済の現在地とそれがはらんでいるリスク
についても少し説明しますね。

ではいきましょう。

2016年のチャイナショックをきっかけに、ドル円のトレンドが転換。
1年で27円も円高が進みました。
なんでこんなことが起きたかというと、リーマンショック以降、
中国の株式相場がバブル状態だったんですね。

本来であれば、加熱する経済を冷ますために、金融引き締めなどをおこなって
意図的に景気を減速させないといけないのですが、それを適切な時期に実施しないと
バブル経済が発生してしまいます。

それまで中国政府は「もっと中国の株を買いなさい」と投資家を煽っていましたが、
いよいよ相場の過熱感が極限に近づいた2015年の6月12日にバブルが崩壊。
上海証券取引所の株価はわずか1ヶ月のあいだに30%以上下落してしまいました。

https://money-stock.net/pastevents/chinashock/ より拝借


チャイナショックの決定打となったのが、同年8月11日に突如実施された中国人民銀行による人民元の切り下げです。


中国元って一応変動相場制なんですが、アメリカドルとの交換レートを政府がコントロールしてるので半分固定相場っぽいところがあるんですね。


わかりやすく日本円で例えると、「1ドル100円から105円のあいだであれば自由に動いていいですよ」という風に急激な相場変動を政府が規制しています。


そういう規制を政府主導でおこなっているにも関わらずですね、中国は市場のコンセンサスを取り付けることなく突如切り下げを断行しました。

 

 

グラフをご覧の通り、切り下げは人民元安を促す、つまり通貨の価値を下げたのですが、これが輸出を拡大させる刺激政策だと受け止められ、世界中に中国経済の後退を不安視させる結果となってしまいました。

 

この人民元切り下げが、世界同時株安を引き起こしました。
そして株価の暴落に影響されて8月24日に米ドル円も急落しました。

 

どうですか?

「どこかで反発するだろう」と安易に考えてロングで入ったと思ったらゾッとする結末ですよねぇ...。

 

さて、チャイナショックですが、私は近い将来に似たようなことがまた起こるんじゃないかと冒頭にお伝えしました。

 

かつて中国に関しては、いずれアメリカのGDPを抜き、世界一の経済大国になる
と言われていましたが、現在はどうでしょう?少し怪しいですよね。

 

ここからは、現代中国が抱える大問題を3つご紹介します。

 

1.人口減少と一人っ子政策による少子高齢化問題

まず人口の減少問題ですね。

減少に転じるのが2030年頃と言われていたのが、実際は2022年からと8年も早く現実化してしまいました。

人が減るということは、単純に経済活動をおこなう人の絶対数が減ることなので当然経済にとってマイナス要因です。

 

2.不動産バブル崩壊

日本でも中国不動産開発大手・恒大集団の倒産危機のニュースが取り上げられましたよね。しかし、あれは氷山の一角に過ぎません。

 

中国は人口14億人に対して、住戸が34億人分あるとされています。おかしくないですか?誰が住むんですかって話です。

買い手がいない建物が増えれば、安く売るしかないですよね。しかし値下げすると不動産投資ブームで高騰したバブルが弾けてしまいます。なので中国政府が不動産を値下げしないよう指示をだしているんですね。

 

これはマジでヤバイです。

 

もっと詳しく知りたい人は「中国 鬼城」でググってみてください。

 

3.サプライチェーンの見直し問題

安価な労働力に魅力を感じた世界中の企業が中国に進出したことで、「世界の工場」として中国は経済成長しました。

しかし、習近平独裁による西洋諸国との対立、台湾リスクを危惧した企業が中国から撤退すれば、コロナや経済政策の失敗ですでに景気減速が著しい中国経済にトドメをさすことは間違いないでしょう。

 

以上の理由から近い未来に「チャイナショック再び!」という可能性が大いにあるとみています。気をつけましょうね。

 

ついでにFX投資をはじめたみなさんに覚えておいていただきたいのは、

 

中国が発表する経済指標は実際よりもいい数値に改ざんされているということです。

 

2022年、中国のGDPの目標は5.5%でしたが、実際は3.0%だったと発表されました。ちなみに2021年の成長率は8.4%でした。

 

中国政府とすれば2年間の平均成長率は3.0+8.4÷2=5.7%で目標達成でしょ、
という話にしたいんですね。

 

市場関係者は誰もこの数値を信じていません。

なので鵜呑みにしてはいけませんよ。

 

【まとめ】

 

ということで、

世界の投資家が凍り付くFX史上最悪の大暴落3選

をご覧いただきました。

 

フラッシュクラッシュは数年に一度と言われてきましたが、

ここ最近の相場では、戦争やインフレなどの世界情勢が影響して

フラッシュクラッシュとまではいかなくても、短時間での大きな

値動きの変動が頻繁に起こっています。

 

この傾向は、動画内で説明した相場を取り巻くファンダメンタルズの

状況を鑑みると、この先も当分続くのではないかと考えています。



フラッシュクラッシュに巻き込まれてしまうと、今までの利益が簡単に

吹き飛ぶだけではなく、二度と相場に戻ってこれなくなる恐れもあるので

わたし自身も含め、急変動に十分に注意しながら利益を追求したいですね。

 

今後、万が一フラッシュクラッシュが発生した場合、

回避するためには、過度なリスクを取らないようにすること、

リスクマネジメントの方法を確立することが大切です。

 

 

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それでは、また次回の記事でお会いしましょう!