エントリーすると逆行する本当の理由【FX初心者あるある】

 

はい!どうも こんにちは!    
証券会社出身トレーダーの塾長かずきです。

 

今回は初心者あるあるの【エントリーすると逆行する理由】について解説していきたいと思います。

 

トレードをしていると「高値づかみ」「安値づかみ」とかっていうのものを誰しも一度は経験したことがあるのではないでしょうか?

 

自分がロングしたタイミングでチャートが反転し下落をはじめたり、反対にショートしたタイミングで急上昇したりということですね。

 

では、仮にあなたがロングをしたとしましょう。

 

それは、つまりトレンドやテクニカルから判断して、この先価格はさらに上昇すると、にらんでいるということです。

 

しかし、自らの見立てに反して価格は下落してしまう。

 

こういう反転現象はどうして起こってしまうのでしょうか?

 

結論からいうと、需給の仕組み、相場がどのようなサイクルで動いているかを理解していないからです。

 

需給というのは、「需要」と「供給」ということですが、この需給が外国為替相場においてどう作用をしているのか理解することさえできたら、「高値づかみ、安値づかみ」のようなダメトレードはしなくなり、ワンランク上のトレーダーになることができるでしょう。

 

今回は、ロウソク足の裏に隠された需給の秘密を読み解いていきたいと思います。

 

このブログを読めば、需給についての理解が深まり、

 

1.「高値・安値づかみ」に別れを告げて、より適切なエントリーポイントがどこかが理解できるようになる。

 

2.未来の値動きの予測をある程度自分で立てられるようになる。

エントリーしたあとレートが逆行する理由

では、「需給」ということで、ドル円を例にとって解説していきます。

画像
 

一般的な市場において、人気があって、なおかつ希少価値の高い商品は、どんどん価格が上昇しますが、逆に人気がなくてどこにでも売っている商品なら価格は減少します。

 

それはドル円でもいっしょで、やはり価値の低い通貨と高い通貨があれば、当然誰でも価値の高い通貨の方がほしいですよね。

 

では、価値の高い通貨は何かというと、金利の高い通貨」です。

 

市場に出回っている、供給されているドルの量に対してほしい人が多ければドル高になります。

 

これはつまり、需要が供給を上回っているということです。

 

では次に、実際のドル円チャートを見ていきましょう。

画像
 

この図は、ドル円4時間足のチャートの一部を抜粋したものです。

 

ご覧の通り黄色いボックスのなかでレンジを形成しています。

 

レンジとは、ドルと円の売り買いにおいて、どちらの勢力が強いかはっきりとせず、両者が拮抗(読み:きっこう)している状態です。

 

言い換えると、需給に偏りのない状態です。

 

つまり、半数の人はレンジを上にブレイクすると考えており、残りの半数は下にブレイクすると考えているということです。

 

そして、結果はというと、オレンジの枠で囲っている白色の大陰線が示す通り、下に大きくブレイクしました。

 

なぜブレイクした足が大陰線になったかというと、ドル円をロングしていた人が損切りをしたからです。

 

下に抜けるだろうと、予め「ドル売り円買い」のショートポジションを持っていた人に加えて、「ドル買い円売り」をしていた人たちが一斉に買い戻しの「ドル売り円買い」のオペレーションを実行したからです。

 

その両者の力が一時的に相まって円の需要が急激に膨らんだということです。

 

このように、長いあいだ拮抗していたレンジをブレイクするには、ドル円のショート勢に加えて必ず反対勢力であるロングの損切りを巻き込む必要があります。

 

ここで「よっしゃーレンジを下にブレイクしたからショートだ。もっと落ちろ!」と思ったそこのあなたは、完全に相場の養分です。

 

タイトルにもある通り、ポジションを持った途端に相場が反転し、含み損を抱えてしまう人の思考パターンです。

 

これは、需給のことをまったく理解していません。

 

ぼくも最初の頃はよくやっていましたし、誰もが通る道です。

 

こういうのは「後乗りショート」とか「追っかけショート」などと言われますが、確かに気持ちはわからなくないですし、正直それで最終的に勝てる時もあります。

 

しかし、それはその1回がたまたま運がよかったからであって、そういうトレードを続けている限りは絶対に勝ち続けることはできないですし、いつまでたっても初心者を抜け出すことができません。

 

なぜなら、自分の中でポジションを持つ根拠が定まっていないからです。

 

次のチャートを見てください。

画像
 

オレンジ枠で囲われた今度は赤色の陽線ですが、しっかり反発しています。

 

「ちょっと待ってよ、それこそ偶然にできた陽線でしょ。ブレイク後に陰線が2本続く場合もあるんだから、こじつけもいい加減にしてよ」と思った方もいるかもしれません。

 

しかし、相場の呼吸や、相場の需給をしっかり理解している人であれば、この反発はある程度予測可能な反発なのです。

 

これはしっかりとした根拠のある反発なのです。

 

この反発の陽線の正体はなんだと思いますか?

 

正解は、レンジを大きくブレイクした際にショートのポジションを持っていた人の利確によってできた陽線です。

 

あるいはこれだけ大きく下落したんだから、ある程度は反発するだろうと目論んでいる逆張り勢の買いの動きがこの陽線だと推測できます。

 

FXが通貨の売買の「差益」を目的としている以上、売ったものはいつか必ず買い戻さないといけません。

 

つまり、トレンドが下向きだったとしても、常に一定の割合で利確による反発って必ず起こります。

 

これは、ブレイクで高まった円の需要がいったん収まり、ドルの買い戻しの需要が単発的に発生することを意味します。

 

ですので、FXでの鉄則は「しっかりと戻りを確認してから売りましょう」とか上昇トレンドなら「押し目をしっかり待ちましょう」というのは需給のリズムを考察した際にとても理にかなったトレード手法なのです。

 

そして、この押し目と戻りを確認することこそが、このブログのテーマでもあるエントリー後の反転を防ぐ手段なわけです。

 

「でもちょっと待ってください。実際のチャートは戻りや押し目をつくらず、そのまま走ることもあるじゃないですか。その場合はどうするんですか?」と思う人もいるかもしれません。

 

その場合は、エントリーせず静観してください。

 

なぜなら、そのエントリーに根拠はないからです。

 

「追っかけショート」というのは、ただただ爆益のチャンスを逃してしまうという、欲に駆られたトレードなので、そんなことをしていたらいつまでたってもFXはギャンブルでしかないのです。

 

裁量トレードにせよ、自動売買にせよ、ポジションを持つ前に一度冷静に次のように考えてみてください。

 

「今から持とうとしているポジションのエントリー根拠はなにか?」ということを。

【まとめ】

レンジブレイクの際や、トレンドができている中でエントリーする際は「追っかけショート」は禁止、押し目と戻りをしっかり確認しましょう。

 

ポジションを持つ際は、需給バランスを意識し、エントリーの根拠を自分の中で明確にしましょう。

 

需給を意識してロウソク足の動きを観察できるようになると、「次は反発の陰線がくるかな」と未来の予測がたてられるようになったり、「エントリー根拠は何だ?」と自問する癖が段々身についてくるはずです。

 

そこまでチャートを分析する力が身につけられれば、もはやあなたは立派なトレーダーです。

 

いかがだったでしょうか?需給の理解が深まりましたか?

 

ロウソク足ってただ眺めていてもダメなんですよね。

 

「なぜここで陰線がでたのだろう?利確の売りかな?」とか、需給バランスを意識しながら1本1本その意味を考えられるようになると、きっと今以上に利益はついてくるはずですし、根拠のない無駄なエントリーは確実に減ってくると思います。

 

最初は難しいかもしれませんが、このブログを参考に、みなさんのトレード技術をぜひ磨き上げてみてください。

 

ぼくにもできたんですから、きっと皆さんもできるようになるはずです。

 

-------------------------------------------------
最後に告知です。

公式LINEでは、海外証券会社で20億円以上の資金を運用して培った知識、経験、ノウハウを詰め込んだ、【投資初心者が月々20万円の不労所得を得ながら5年で1億円の資産形成を現実的に目指すことができる講義動画】を提供しています。

さらに、

・5年で1億円達成を目指すロードマップ
・初心者でも分かるFX損切りのポイントとタイミング
・FX税金と節税マニュアル(基礎知識編)
・自動売買システムの絶対外してはいけない7つのポイント

などの豪華特典をプレゼントいたします。

また現在は、抽選でAmazonギフト券1万円が当たるキャンペーンも実施しています。

公式LINEでは、ブログや動画では言えない、超有料級の情報を定期的に配信しているので、興味がある方は公式LINEを登録しておいてください!

 

 

それでは、また次回の記事でお会いしましょう。
----------------------------------------------------------------