どうも！
こんにちは、証券会社出身トレーダーの塾長かずきです。
本日のテーマは、
「EAのシャニカってぶっちゃけどうなの?」
ということで、久々の検証記事です。
これまでもこのブログでは比較的新しく設立されたFX証券会社や
EAの検証記事をアップしてきました。
これまで紹介してきた記事のように、いわゆるポンジに代表されるような詐欺案件が
FX界隈では非常に多いです。
僕のように投資の世界に長く身を置いている立場からすると、
なぜそんなのに引っ掛かるの？と思うような単純な詐欺手法であっても、
「入金したものの出金できません、業者に連絡もつきません」
のような、FX初心者さんからの相談メールが
よく僕のところに送られてきます。
月にすると数は多くないですが、
毎月定期的に送られてくるので、
それだけFXで詐欺被害に遭っている人って
いるんだなぁって実感する今日このごろです。
僕のブログをご覧いただいているみなさんには
当然そのような被害に遭ってほしくない。
信用のおける証券会社やEAで安定した資産運用を
おこなっていただきたいので、
このような検証記事を書いているわけなんです。
で、今回取り上げるのは「シャニカ」なんですが、
これは証券会社の名前ではなく、自動売買ツールの名前ですね。
このシャニカは今まで取り上げてきたEAに比べても
断然新しい。
新しいというのは画期的で革新的で素晴らしいということではなく、
最近出回りはじめたという意味ですね。
口座開設を促すサイトのランディングページの立ち上げが
2023年3月3日ということで、まだ1ヶ月強ですか。
生まれたてですよねぇ。
なので、とにかく情報量が少ない。
これは安全なEAなのか、それとも詐欺まがいのツールなのか
利用者のクチコミ情報が少ないということ。
これが一点。
そして重要なのは次の一点。
それは口座開設を促すサイトの作成者が、
つまりシャニカを運営している証券会社がですね、
投資家から信頼を得るために本来であれば開示すべき情報を
開示していないが故に情報が少ないんです。
名の通ったFX会社のホームページを見てもらったらわかるんですが、
普通はホームページのフッター部分に金融庁の登録番号とか
本社の所在地くらいは最低限記載されているもんですよ。
しかし、シャニカには法人に関する記載が一切ないんですね。
なので、
こういう点は仮にみなさんが出資する立場だとしてですよ、
信頼に値するんですかということですよね。
まぁまぁ、とは言ってもですよ、
まだ新しく設立されたばかりですので
実際はわからないことが多いですよね。
本当は優良なツールかもしれませんしね。
ですので今回僕は疑いの目で見るのではなく、
知り得た情報を限りなく客観的に精査して、
シャニカは信頼できるのか、
記事を通じてみなさんと検証してみたいと思いますので、
ぜひ最後までご覧ください。
それではいってみましょう！
シャニカってどんな証券会社?
冒頭にも話しましたが、シャニカはEA、つまり自動売買ツール
の名称ですね。
運営している企業名ですが、これは不明です。
もしかしたらツールと同じく社名もシャニカなのかもしれませんね。
で、そのシャニカのホームページには4月15日現在、
*特別な事情により、期間限定で無料版を配布しています。
とありますね。
ということは、
普段はお金を支払って有料のシステムを購入する必要があるみたいですね。
けれど今は特別無料ということらしいですね。
初期費用はナシ、投資知識もいらない。
その他ホームページに書かれていることは、
開発者のプロフィールだけですね。
その他企業情報などは一切記載なし。
企業の○○株式会社みたいな正式名称すら載せていない。
かなりシンプルなサイトですよね。
で、口座開設の勧誘方法は何かというと、
これはLINEですね。
シャニカを利用したいのであれば
まずはLINEで友達追加する必要があります。
するとシャニカの運営側からメッセージが届いて、
使用方法などの説明を受けます。
口座開設が済んだらあとは自動売買なので、
あなたの資産は勝手に増えていきますよ、
ということですね。
ここまでが、
シャニカのホームページから読み取れる情報の
すべてですね。
最初にも話しましたが、
企業情報が乏しすぎますよね。
もちろん信用できるできないの価値基準は
人それぞれ違うかと思うのですが、
少なくとも
「特定商取引法に基づく表記」や
金融庁のライセンス番号の記載は
欠かせないですよね。
これがないのであれば法律を遵守していない企業
と判断されても仕方ないです。
大金を預ける立場からすると、
これでは信頼できないですよね。
あと気になることは、
韓国企業のサーバーを利用して、
サイト運営しているみたいなんですね。
韓国のIP ADRESSなんかは
別に誰でも取ろうと思えば取れるんですが、
IP LOCATIONもすべて韓国になってるんですよね。
日本語でサイト運営しているのに「なんで?」って
単純に疑問に思っちゃいますよね。
このあたりのサイト情報を総合的に判断すると、
ちょっとどうかなぁと正直思ってしまいますよね。
みなさんはどう感じられますか?
シャニカの評判ってどうなんだ?
次にシャニカはこんなに素晴らしいと宣伝している
サイトをいくつか見つけたので、
こちらの内容を検証してみたいと思います。
「シャニカ FX 評判」でGoogle検索していただくと、
僕が見たサイトがいくつか出てくるので、
ここであえて名前は出しませんが、
のぞいて見るとまぁよくあるパターンですよね。
MT4の取引画面のスクショが貼られていて、
数百万円の含み益ですー!
みたいな。
なんでこれはもうポンジを働く詐欺会社の
常套手段ですよね。
仮にこの取引結果がホントだとしてもですよ、
結局これまで扱ってきたポンジ案件っていうのも
シャニカとまったく同じ手法だったわけじゃ
ないですか。
そのことを考えるとちょっと手をださない方が
無難なんじゃないかなぁと、
僕なんかは思っちゃいますけどね。
あとは某有名掲示板に寄せられた
シャニカの情報を見てみましょうか。
つまり、そういうことらしいですよ。
みなさんも気をつけましょう。
まとめ
はい、
ということでですね、
今回はEAのシャニカについて検証してきました。
結果、
今回さまざまな手段で情報収集してみたんですが、
新興業者のEAということもあってか、
実際に入金をして、出金できなくなったよ、
という詐欺被害は確認できませんでした。
しかし、
過去に検証したポンジ案件の場合だと、
実際入金してから被害が確認できるまで
少なく見積もっても半年くらいはかかるんですよね。
というのも、
お金をだす側もこういう実績のない会社に
いきなり大金を預けたりはしないですよね。
最初は少額投資で、
運用実績画面を見せられて、
すごい利益だとなって、
証券会社を信用しはじめたところで追加入金したら
音信不通になったというのがポンジの典型的なパターンです。
じゃぁシャニカはポンジなのか?
という質問に対する僕の答えは
「わかりません」
です。
けれどひとつだけ僕はシャニカに言いたいことがあります。
それは、
証券会社として投資家から出資金を募るのであれば、
最低限の情報は開示しましょうよ!
ということです。
企業名や所在地さえ記載のない今の状況であるならば、
僕は信頼しませんし、お金は出せません。
これが今回の記事のひとつの結論ですね。
まぁけど、今年の秋頃には何か進展があるかもしれないですね。
仮にシャニカがポンジ案件なら、複数の投資家からまとまったお金を
集めてからでないと飛びたくても飛べないじゃないですか。
数千万とかダマし取るとなると、それなりに時間が必要ですよね。
逆に優良ツールだったのであれば、その頃にはいいクチコミが
ネットにちらほら書き込まれているのが確認できるかもしれませんね。
まぁ、なんでみなさん、
僕といっしょに今年の秋を楽しみに待ちましょう。
繰り返しになりますが、今の段階では到底信用できない
と言うことですね。
これは毎回言っているので、すでに耳タコかもしれませんが
投資は自己責任です。
みなさん必死になって稼いだお金ですから、
信頼できる証券会社、安全なツールを選んでいただいて、
資産形成に励んでいただければと思います。
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