【完全版】FX初心者がチャートパターンを覚えるべき理由

どうも!

こんにちは、証券会社出身トレーダーの塾長かずきです。

 

今回は「FX初心者がチャートパターンを覚えるべき理由」をご紹介します。

 

チャートパターンを正しく使えれば攻守両面で強力な武器になります。

 

チャートパターンを頭に入れておけば、

その後の値動きの予測にとても役に立つので、

相場の流れに乗りやすく、

今まで逃していたチャンスでエントリーできるようになるのです。

また、流れを見誤って思わぬ損失を抱えてしまうことを減らせます。

 

「パターンを覚えて、その通りにトレードしているのに全然勝てない!」

 

って方も多いと思います。

 

僕もパターンを覚えたての頃は、

「全然使えないじゃん」と否定派だった時もあります。

 

ですが、FXの知識が増えるにつれてパターンの大切さが分かりました。

パターンが効かないのは、正しく使えていなかったせいなんですね。

 

この記事では、初心者の方向けに、

特に覚えておいて欲しい効果的なチャートパターンを4つ紹介します。

知っている方も、正しく使えているかチェックしてみてください。

 

それでは早速いってみましょう!

 

ダブルトップ・ダブルボトム

まず最初に解説するのは、ダブルトップとダブルボトムです。

 

 

超有名なので、知っているという方も多いでしょう。

 

数あるチャートパターンの中でも出現頻度が高く、

使いやすいパターンです。

 

1分足や5分足レベルでは1日に何回も出てきたりします。

それだけ高い頻度で出現するので、

間違った使い方をすると負けが膨らみます。

正しい使い方をしっかり覚えておいてください。

 

ダブルトップやダブルボトムのエントリータイミングは、

 



 

ネックラインを越えてからローソク足が確定したときです。

もしくは、もっと安全に行くなら、

 



 

1度リターンを待って、

最初にネックラインを越えたローソク足を越えて

ローソク足が確定したところです。

 

損切位置は

 



 

ダブルボトムなら2回目の安値の少し下にしておきましょう。

 



 

ダブルトップの場合は反対に、2回目の高値の少し上ですね。

 

利確は

 



 

2回目の山と同じ値幅分、

ネックラインから離れたところにします。

 

斜めラインのネックラインの場合も同じように、

 



 

ネックラインから2回目の安値と同じ値幅を狙います。

つまり狙う利幅は

 



 

この緑が掛かっている部分になります。

 

これでエントリー・損切・利確というふうに、

ダブルトップ・ダブルボトムの基本的なことを説明しましたが、

「ん?」と思いませんでした?

 

そうなんです。

ネックラインが水平線だったり斜め線だったりしています。

 

これはその時のノリで

勝手にどっちを使うか決めている訳ではなく、

ダブルトップ・ダブルボトムに至る前の値動きで、

より効きやすい方を選んでいます。

 



 

例えば、先ほどお見せしたダブルトップの例は、

ネックラインを水平線にしていました。

 

なぜ水平線かを理解するために、上位足を見てみましょう。

このダブルトップは5分足なので1時間足にしてみます。

 



 

5/12から5/23のドル円1時間足です。

先ほど5分足で見たダブルトップ

 



 

この足のてっぺんです。

ここに至るまでの値動きをみると、

 



 

ずーっと上がってきてこの黄色ラインで止められていますね。

 



 

このラインを抜けた時点では上昇目線です。

抵抗線をブレイクしたので当然ですね。

 



 

そして、今まで抵抗線として機能していたラインが

支持線に変わり、押し目から再度上昇します。

高値に届かないうちに勢いが無くなっていますね。

 

 

この辺りで、

「ここでダブルトップを作るとしたらこの水平線がネックライン」

と予想できます。

 

参考書やネット記事でよく紹介されているのは、

この水平線のネックラインだけ紹介しているパターンが多いですね。

ですが、実際は斜めラインのネックラインの方が多いです。

 



 

こんな感じですね。

先ほどお見せしたダブルボトムです。

ラインを引いてみると分かりやすいですね。

 



 

トレンドラインが機能して下落しています。

 

こういう場面で安値を更新しなかった場合は

「斜めラインがネックラインになりそうだ」と意識しておきましょう。

 

つまり、相場の参加者に、

より意識されていそうなラインをネックラインとして

考えると上手くいきやすいです。

 

ただ、斜め線をネックラインに想定した場合も、

完全に斜めラインと決めつけてはいけません。

 



 

念のため水平線も一応意識しておいて、

臨機応変に対応しましょう。

 

よく言われる、ダマしだった場合は

この水平線でとまって反転することもあります。

 

こんな感じで水平線のパターンと

斜めラインのパターン両方を考えてみるようにしましょう。

 

 

ダブルトップ・ダブルボトムがどんなものか分かったところで、

エントリー時の注意点を言っておきます。

これを守れないと負けちゃいますので気を付けてください。

 

まず1つ目はエントリーのタイミング。

必ずネックラインを抜けて

足が確定してからエントリーするようにしてください。

 

もっと安全に行くなら、

ネックラインを抜けた足ではエントリーせず、

その足をさらに上抜けてローソク足

確定した時にエントリーしましょう。

 

 

リターンを待って、ネックラインが

ロールリバーサルしていることを確認してエントリーすると、

さらに確実性があがりますが、

リターンせずに置いて行かれることも多いです。

 

置いていかれて

チャンスを逃すことになってもいいから負けを減らしたい

という場合は、リターンを待ってエントリーしましょう。

 

最悪なのは、

ネックラインを抜けた足が確定していないのにエントリーしたり、

ネックラインをまだ越えていないのに

エントリーしちゃうパターンです。

 

これは、ダブルボトムやダブルトップでの

エントリーではなく、

ただ無謀な逆張りをしているだけ

になってしまうので気を付けてください。

 

2つ目が、

上位足の流れに沿ったエントリーを心がけることです。

普段15分足を見てトレードしているなら、

1時間足や日足が上昇トレンドの時は

ダブルトップはスルーしてダブルボトムだけ拾っていく感じです。

 

上位足の流れに沿っていないダブルトップ

ダブルボトムはダマしになる確率が高いので

エントリーしないようにしましょう。

 

三尊

2つ目は三尊です。

三尊もダブルトップと同じくらいメジャーなパターンです。

 



 

こんなやつです。

 



 

三尊はここです。

2月2日のユーロドル15分足なので、

ご自身でも確認してみてもいいかもしれませんね。

 

実際のチャートでは、

綺麗な形はなかなか見れないため、

慣れるまではちょっと分かりにくいですね。

と、いうことでイラストで解説します。

 



 

線で表すとこんなかんじです。

念のため言っておくと、

 



 

この、山が3つ並んだように見えるところが三尊です。

 



 

こうやって斜めにネックラインを引いて

 



 

ブレイクしたところで

エントリーするのがオーソドックスな使い方です。

 

損切位置は、

 



 

3つ目の山の少し上に設定するとよいでしょう。

 

利確位置は、

 



 

2つ目の山の下り部分の長さと同じ値幅を

 



 

3つ目の山の頂点から取った位置が利確位置です。

 

注意点としては、

3つ山が並んでいたら全部三尊というわけでは無いということです。

 



 

例えば、これは三尊とは言えません。

三尊は、

 



 

2つ目の谷が、

1つ目の谷を下抜けていなければ形をなしていません。

 

これはチャートパターンに当てはまらないので、

この形を見つけて、「三尊でエントリーした」と言っていても、

それは三尊を使ったトレードでもチャートパターンを使ったトレードでもなく、

ただ逆張りしただけになるので気を付けてください。

 

なぜ、2つ目の谷が1つ目の

谷を下抜けていないとダメかを説明しますね。

 

エリオット波動を使った説明が一番いいのですが、

もっとシンプルにダウ理論を使って説明します。

 

ダウ理論

「トレンドは明確な転換シグナルが

発生するまで継続する」という部分。

 

これを満たすためには、

直近の安値である1つ目の谷を下抜けておく必要があるんです。

 



 

少し値動きを巻き戻して、

この時点で考えてみましょう。

 

この時点では、どう見ても上昇トレンド継続中ですよね。

この上昇トレンドが終わるかもしれないと

判断するためには、直近高値を上抜ける前に、

直近安値を下抜けなければダメです。

つまり、

 



 

この形では、上がるか下がるか全く分かりません。

 



 

なので、ネックラインのつもりで

こんな感じで線を引いてエントリーしても

 



 



 

こんな風に意に反して上昇し、

損切になってしまうことも多いでしょう。

 

これが「ダマし」と言っている方も多いですが、

そもそも三尊じゃないので誰もダマしていません。

 

一応、エリオット波動にも触れておきます。

分からない方は何となくで聞いておいてください。

 



 

三尊をエリオット波動で表すとこんな感じになります。

 

1つ目の山が、上昇の3波目と4波目、

2つ目の山が上昇の5波目と下降の1波目、

そして3つ目の山が下降の2波目と3波目です。

 

三尊を使ったトレードは、

この下降の3波目を取るというトレードなんですね。

 

で、このエリオット波動のカウントが正しくないと、

この三尊に見える値動きが、

実は全部ひっくるめて上昇3波目から

4波目なんてことになってしまったりします。

 

つまり、ここから上昇の5波目がくるので

エントリーしたら負けトレードになるかも。

ということですね。

 

 

で、このエリオット波なんですが、

 



 

 

下降の1波目は、

上昇4波目でできた押し目を下回らないといけません。

これが満たせなければカウントが

違ったということになります。

 

よく分からない方は、

この形を満たせなければ

三尊じゃないって覚えておいてください。

 

逆に言えば、

ちゃんと理解できれば3つ目の山の頂上付近から

エントリーできるようになります。

 

2つ目の谷が1つ目の谷を下回った後に

折り返した時点で、「これは三尊になりそうだ」と予測し、

下降2波目の終わりを、

下位足のダブルトップなどで見極めてエントリーするという方法です。

 

慣れてきたらこちらも試してみてください。

 

 

トライアングル

3つ目はトライアングルを紹介します。

三角持合いと言ったりもしますね。

 



 

こんな形ですね。

エントリーは、

 



 

ラインをブレイクした足を、その後の足が抜けたときか、

 



 

一旦もどってラインの裏側にはじかれたあとに

安値を更新したらエントリーです。

 

三角形の角度が急な場合には

リスクリワードが悪くなりますが、

直近安値や高値をブレイクするまで待って

エントリーする方がダマしに合いにくいです。

 

利確は、

 



 

トライアングルの起点の波と同じ値幅を、

 



 

ブレイクしたところから取ったところです。

欲張らないことが大事です。

 

このラインに到達したら必ず利確してください。

 

損切は、

 



 

直近高値を越えたところにしましょう。

 

 

なぜこのような値動きになるか理解しておくと、

トレードに役立つと思うので、簡単に説明しておきます。

 



 

シンプルにイラストで表すとこんな形です。

なぜこうなるかと言うと、

買いと売りの需要が拮抗しているからです。

そして、取引量がだんだん減っていくため

値動きの幅が狭くなります。

 

映画なんかでも、

公開から日がたつに連れて来場者は減りますよね。

それと同じで、買い手も売り手も減っていきます。

 

ただ映画と違うのは、

どこかでポジションを手放さないといけないことです。

この三角のなかで新規にポジションを持った人は

どこで損切したらいいか明確ですよね。

 

上下のトレンドラインを割ったところです。

買いならサポートのトレンドライン割ったところ、

売りならレジスタンスのトレンドラインを抜けた所ですね。

 

そこで損切が集中する上に、

その動きに合わせて新規のポジションも増えるので、

上下どちらかのラインを抜けると一気に値が動きやすくなります。

 

 

ですが、

 



 

サポートラインギリギリのところで買った人は

ラインをブレイクしても含み益です。

人によってはまだポジションを手放さないかもしれません。

と、いうことはですよ、

 



 

こういう値動きの三角だったらどうでしょう。

三角持合いを上にブレイクしたと言っても、

 



 

この三角の中で一番売買の多そうなここで買った人は

含み損ですし、売った人は含み益です。

どちらかというと買い手の方が苦しそうですよね。

 

このゾーンで買った人は建値に戻って来た時点で

決済する人も一定数います。

買いの決済は言い換えれば売り注文なので、

上昇に蓋をしてしまいます。

 



 

この頂点付近で買った人は、

ブレイクしたのに思うように上がって来ないので

損切しだす可能性も高いです。

 

しかも、この三角持合いの前は下落してきているので

その前から買いポジションを持っている人の中にも、

損切せずに含み損を持ったまま三角持合いを

眺めている人もいるでしょう。

 

そういう人たちも、

「ここが最後の逃げ場かもしれない」と思って損切しだします。

含み益を持っている買い手も、

上昇が止まったのを見て利確しはじめます。

 

三角持合いの前は下落しているので、

新規の参加者にとっては

絶好の戻り売りポイントに見えるでしょう。

 

 

その結果、

 



 

こういう、ダマしになってしまいます。

これは三角持合いのダマしの一例ですが

こんなパターンもあることを頭に入れておいてください。

 

ブレイクしたら何でもかんでもエントリーするのではなく、

ブレイクに至るまでの値動きから、相場参加者の心理を読んでみましょう。

 

フラッグ

最後に、フラッグというチャートパターンを紹介します。

 



 

このような、

上昇トレンドに発生する小さい下降トレンドを

上昇フラッグといいます。

 

トレンド中の調整局面で出現しやすい

チャートパターンです。

下がり始めたからといって、

売りでエントリーしないようにしましょう。

 

今回参考に使っているこのチャートは

5/25~26のドル円1時間足です。

エントリーは、

 



 

このようにトレンドラインを引いて、

ブレイクした足を上抜けたところでエントリーします。

大局は上昇なので、下抜けてもエントリーしないでください。

 

利確は

 



 

フラッグに入る前の波と同じ値幅を、

フラッグの下側のラインからとった所です。

 

割と分かりやすいパターンで、

大局への順張りもしやすいのでぜひ覚えておきましょう。

 

 

チャートパターンでのトレードで重要なこと

チャートパターンを使うなら、

上位足が上昇中なのか下降中なのかを

しっかり確認してから使いましょう。

 

5分足でダブルトップを見つけたからといって、

売りエントリーしても、

1時間足が上昇トレンドであれば、負ける確率が高いです。

 

正しい使い方は、

上位足のトレンドに沿った方向にのみエントリーすることです。

 

例えば、1時間足が上昇トレンド中の調整で

押し目を付けている最中に

5分足でダブルボトムが出現した場合は、

1時間足の調整が終わって再び上昇し始める可能性が高いでしょう。

 

このように、上位足のトレンドフォローを、

より優位に行うために利用するようにしましょう。

 

 

まとめ

今回はチャートパターンを4つ紹介しました。

 

パターンはもっと沢山あるのですが、

たまーに現れる珍しいパターンを頑張って覚えるより、

出現頻度の高いパターンを極めた方が役に立ちます。

 

なので、まずは今回紹介した

ダブルトップとダブルボトム、三尊、

トライアングル、フラッグを

実際のトレードで使ってみてください。

 

今回紹介したチャートパターンを

使いこなせるようになったら、

他のも試してみましょう。

 

さて、最後にお知らせです!

 

人工知能を活用したFX初心者でも

毎月約20万以上の不労収入を得る手法」

 

期間限定で公開中です!

 

興味ある方は下にある公式LINEから

登録して受け取ってください。

 



 

証券会社で培ったノウハウを

詰め込んだ人工知能搭載システムとなっており

FX初心者だった生徒300名以上も利益をあげています。

 

さらに、これら特典もプレゼントします。

 

・5年で1億円達成を目指すロードマップ

・初心者でも分かるFX損切りのポイントとタイミング

・FX税金と節税マニュアル(基礎知識編)

・自動売買システムの絶対外してはいけない7つのポイント

 

さらに、週1回、LINE登録者限定のライブ配信も実施しており皆さんで盛り上がっています。

 

FXで稼ぎたいという方やAI搭載システムに興味を持っている方、

かずきってどんな人なの?などなど、何でも構いませんので

リアルタイムで僕に質問をぶつけてみてください。

 

それでは、また次回の記事でお会いしましょう!

フォロー、コメント欄へのアウトプットもお忘れなく!

 

では、今日もお疲れ様でした!