どうも
こんにちは、証券会社出身トレーダーの塾長かずきです。
今回はトレンド転換前後の動きに合わせて利益を取る手法についてやっていきます。
トレード手法を模索している初心者の方向けに、手法を1つ提案しようと思います。
トレード手法を決められず、闇雲にトレードしていては、一向に成長しません。
トレードを後で振り返るにしても、改善点や良かった点も分かりませんし、あまり上手く言っていないときに立ち返るところもありません。
手法を決めてトレードをしながら手法のブラッシュアップをすることがトレーダーとしての成長につながります。
なので、手法を決めてトレードに取り組むことは大切なんです。
「手法といってもそんなの決められない」
という方や
「いくつか調べて実践してみたけどしっくりこない」
という方が多いでしょう。
僕も、初心者の時、手法をなかなか決められず悩んだ経験があります。
本に載っていた手法もいくつか試してみましたが、なかなかしっくりくるものが見つかりませんでした。
そんな初心者時代に、ダウ理論に着目して手法をくみ上げた結果、60~80%の勝率を取れるようになりました。
現在、僕が実際に使っている手法にも組み込まれています。
今回は、その手法をご紹介します。
手法を決められずに悩んでいる方は、今から紹介する手法をぜひ参考にしてください。
ダウ理論とは
まず、手法を紹介する前に、ダウ理論とは何かを簡単にお伝えしておきます。
その方が、手法の中身を理解しやすいと思います。
単純にやり方だけを真似するより、なぜそうするかが分かった方があなたの為になります。
それに、手法を自分に合ったものにブラッシュアップさせていくのにも、理解していないと難しいですからね。
ダウ理論は、全てのテクニカル分析の元祖とも呼ばれている、金融市場においてとても重要な理論です。
FXに限らず、株や金など全てに通じます。
19世紀に発案されて以来、現在までずっと世界中のトレーダーに使われています。
ダウ理論は6つの基本法則で成り立っている分析方法です。
その6つとは、
- 平均はすべての事象を織り込む
- トレンドは3種類
- 主要トレンドは3段階
- 平均は相互に確認されなければならない
- トレンドは出来高でも確認されなければならない
- トレンドは明確な転換シグナルが発生するまでは継続する
です。
この内、5の出来高については、FXでは確認出来ないのでFXにはあてはまらないかもしれません。
5の法則を除いた5つの法則全てが大事なのですが、初心者の方は、まずは6の「トレンドは明確な転換シグナルが発生するまでは継続する」を頭に入れておきましょう。
「明確な転換シグナルってなに?」って思いますよね。
転換シグナルというのは、上昇トレンドであれば安値・高値を切り下げたときに、トレンドの終わりを、下降トレンドであれば、安値・高値を切り上げた時にトレンドの終わりを示唆するというものです。
このような値動きがあったとしましょう。
安値と高値を切り上げながら推移しているので、上昇トレンドです。
少し時間を進めてみましょう。
はい、少し流れが変わったような気がしますね。
直近高値を越えないまま下がってしまいました。これが高値の切り下げです。
しかし、まだこの段階では上昇トレンドが終わったとは言えません。
このように、直近安値を割り込み、安値も切り下げた時に、明確なトレンドの転換シグナルとなります。
もし安値を切り下げずにふたたび上昇して高値を切り上げた場合は、上昇トレンドが継続したままです。
「トレンドは明確な転換シグナルが発生するまでは継続する」というのは、こういうことです。
ここだけを頭に入れておけばとりあえずは大丈夫です。
トレード手法
それでは、トレード手法の説明に移ります。
先ほど解説した、ダウ理論の基本法則の6、「トレンドは明確な転換シグナルが発生するまでは継続する」を利用します。
この法則を利用して、トレンドの終わりから次のトレンド発生までの調整を取っていく手法です。
直近で上昇トレンドが続いていた場合は、安値と高値を切り下げた後、戻り高値を待って売りポジションを待ちます。
反対に、下降トレンドが続いていた場合は、安値と高値を切り上げた後、押し目を待って買いポジションを持ちます。
例えば、こういう風に、上昇トレンドがあったとします。
そして、高値・安値両方を切り下げたとします。
直近安値のような重要なラインを割った場合は、大抵は1度、上に戻ります。
戻る理由はきちんとあるんですが、今回はその説明は割愛させていただきます。
この戻りが終わり、再び下落に転じた所で、売りポジションを持ちます。
この画像でいうところの、赤くなっているところを取っていく感じです。
利益確定ポイントは、さっき下げ止まったラインにしておきましょう。
上昇トレンドが終わったからといって、すぐに下降トレンドが始まるとは限りません。
レンジになるかもしれませんし、もう一度新しい上昇トレンドが発生する可能性もあります。
なので、初心者の方はこのポイントで利確しておくのがオススメです。
1つ補足しておくと、戻り高値は直近の下落幅の
61.8%や50%戻ったところで止まることが多いです。
この辺りのポイントは注目しておきましょう。
実際のトレード
それでは、実際のチャートを見ながら解説します。
例えば、
このような上昇トレンドがあったとします。
高値を切り下げました。
この後安値を切り下げれば、トレンドの終わりを告げるシグナルです。
もう少し先を見ると、直近安値を割って安値を切り下げています。
これで、高値・安値を切り下げるトレンドの転換シグナルの完成です。
ですが、ここでポジションを持ってはいけません。
戻り高値を待って、再び下落に動き出したところを狙います。
ある程度どの辺で折り返してくる可能性が高いかの目安を付けるため、50%と61.8%のところにラインを引きます。
MT4であれば、画面上部のメニューから「オブジェクト」、「フィボナッチ係数」、「フィボナッチリトレースメント」を選択してください。
選択したら、
下落の起点から下げ止まったところまでドラッグします。
これで、50%や61.8%のラインが分かるようになりました。
このままでは使いにくいので、斜線の上で右クリックしてプロパティを開き、設定の変更をします。
まず、パラメータのタブを開いて、右に延長にチェックを入れてください。
できましたら、レベルのタブを開いてください。
「50.0」と「61.8」の項目の後ろに「(%$)」を付け加えてください。
(%$)をいれると、50%と61.8%に当たるレートが表示されるようになります。
ここまでできたら、お好きな色を選んでOKをクリックしてください。
準備は終わったので、戻り高値を付けて下落し始めるのをひたすら待ちます。
FXは待つことが大事です。
待つ間は、時間足を下位のものにしておくのがオススメです。
4時間足なら1時間足に、1時間足なら15分足に、、、という感じです。
僕は1時間足で見ていたので、15分足に切り替えてみました。
ある程度上がってきたら、
この短期の上昇トレンドにトレンドラインを引いておきましょう。
こんな感じです。
このトレンドラインを割った上で、高値安値を切り下げたら、売りポジションを持ちます。
61.8%のラインで反発し、トレンドラインを割って、安値も切り下げたので、ここで売ります。
さっき下げ止まったところで利確して、トレード終了です。
今のトレードの、最初から最後までを1時間足で表示するとこんなかんじです。
ピンクの丸からピンクの丸までを取りました。
ちなみに、損切りは直近高値を越えたところです。
今回でいえば、反発した61.8%のラインを越えた所で損切りするように設定しておきます。
リスクリワード比で言うと大体2:1くらいなのでリスクリワードもいいですね!
【まとめ】
と、いうことで、今回はテクニカル分析の原点である、ダウ理論に着目した手法をご紹介させていただきました。
ポジションを持つまでの待ち時間は長くなりますが、その分勝率も高く、ある程度の利幅を取りやすいのでオススメの手法です。
ここから、自分なりにインジケーターを組み合わせてみたり、他の分析方法を勉強してみたりして自分なりに進化させていけば、もっと利幅を狙えるようになったり、更に精度を上げることもできます。
ダウ理論も、今回は基本法則の6番目しか使いませんでしたが、他の部分も有効活用できれば、さらに稼ぎやすくなります。
実際のトレードで色々試してみてください。
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それでは、また次回の記事でお会いしましょう!
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